「羊と鋼の森」
何気なく買って読んだ本ですが、とても面白く、この世界に入り込んでしまいました。
さすが、「本屋大賞」を獲った作品ですね。
昨年読んだ「蜂蜜と遠雷」の時もそうでしたが、音楽を題材にしている作品であり
ながら、読んでいて浮かんでくるのは音ではなく、風景や情景でした。
「羊と鋼の森」は舞台が北海道であり、主人公・外村の故郷の風景が綺麗に浮かんで
きました。何となく、昔、住んでいた広島の団地の裏山を思い出しました。
佐倉姉妹の表情やしぐさも、ありありと思いうかべることができました。
ホントに最後の方はこの世界に入り込んでしまい、電車のアナウンスが聞こえなく
なってしまい、危うく乗り過ごすところでした。
映画化されるとのことですが、この世界観をうまく表現してもらいたいです!